ほっこりする暖かいエネルギー
寺院は独特の緊張感が伝わることが多いのですが、この東福寺 塔頭寺院の一つである芬陀院(ふんだいん)は、
どこか懐かしい、ほっこりする温もりを感じるお寺です。
あの雪舟が作庭した、京都で最古の一つである枯山水庭園があります。
入り口は分かりづらいかも・・・
東福寺の中門をくぐってしばらくして、右手に入り口があります。
意識していないと素通りしてしまうかもしれません。
門を入って庭を抜けるとお寺の入り口です。
拝観料はたったの300円です。
入ってみて十分すぎる価値がありました。
心地良い空間を独り占め!
紅葉の始まる時期の土曜日朝9:00頃だったのですが、すぐ隣の東福寺の賑やかさとはまるで別世界でした。わたしの直前に入られたご夫婦以外は誰も拝観者はいません。
googleのクチコミを見ても、「人が少なくてゆっくりできる」という声が多く、
どの時間帯に行っても混雑とは無縁のような印象です。
入ってすぐのところに、東福寺にある涅槃図の縮小版ポスターが飾られています。
この涅槃図の柔らかい色調が、このお寺ともとてもマッチしています。
清掃の行き渡った神聖さを感じる空間。
でも温かいエネルギーを感じます。
こんな長い縁側を見るのはとても久しぶりです。
幼い頃のおばあちゃん家にあったかな。
インスタ動画で庭の様子を撮りました。
その長い縁側を歩いていくと、2つの小部屋がありました。
ひとつは、この趣ある茶室。
茶室の前にも風情のある小さな庭がありました。
もうひとつは、このお部屋。
ここも茶室になるのでしょうか。
障子に写し出されるぼんやりとした影が美しいです。
今度来るときは、上画像にある丸い大きな障子からの庭の景色が見たいです。
気付くと、他の拝観者の方たちが縁側でくつろいでいました。
天井や梁の古さも素敵でした。
古い墨絵は、わたしは怖く感じることが多いのですが、
ここのものはそんな風に感じませんでした。
どれも柔らかな表情をされています。
お寺であるにも関わらず、
『こんなお家に住みたいなー』なんて思ってしまうくらい
素敵な空間でした。
とても素敵な空間なので、東福寺へ行かれた際は
お寄りになってみてはいかがでしょうか。
混雑してほしくないので本当は内緒にしておきた場所なんですけどね
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